vol.24

「ゆるやかなつながり」の意味を学びました 

今年度18例目の院長、事務長、総看護師長推薦の発信賞を受賞した検査技師の記事です。

去る1月13日、穴吹学園ホールで高松協同病院設立20周年記念式典が開催され、息子と義母とともに参加してきました。
参加しようと思ったのは今回の目玉である介護エンターテイナー石田竜生(いしだたつき)さんの「たくさん笑って介護予防」の記念講演を聞くためです。

石田さんは作業療法士でありながら吉本興業の養成所に入学し、現在は芸人と作業療法士の二足のわらじで活躍されています。
芸人の「笑い」の技術を盛り込み、場を和ませた中で行う体操には誰もが引き込まれました。
笑いあり、時には真面目な医療の話ありの飽きさせないトークはまさにプロ。

 

その中で、「ここに集まっている人は大丈夫な人。問題は家から出ない人。家から出ない人はどんどん心が動かなくなり体も動かなくなる。だから、ここに集まっている人は、そういう人をうまく誘い出してほしい」と言われました。
この「うまく」がポイントで、無理やりではなく、嫌なら気兼ねなく断れる程度が良いとのこと。

ちょうど今職場で学習している「みんなで学ぶ医療福祉生協」の中にも、社会的なつながりの有無で健康状態が左右されると明記されています。
丁度いい距離感を保った「ゆるやかなつながり」で、強制ではなく「気にはかけても干渉しない」こと。
医療福祉生協のめざす健康づくり・まちづくりの姿と石田さんの言葉が重なり、共感しました。

「笑い」を使って利用者の心を動かし、そして体を動かすきっかけを作っている石田さんの活動はYouTubeでも配信しています。
みなさんもぜひ一度ご覧になってください