病棟ベテラン看護師の投稿記事です
人間は慣れてきますと慢心してしまい、全てを疎かにし、過信となり、それが当たり前のようになってきます。こうなってくると「まあ大丈夫でしょう」といった過信が原因で様々な失敗をしでかします。
いかなる事に対しても自己過信は禁物。
過信とは「信用し過ぎること、自信を持ちすぎること」といった意味です。
相手の力量を見誤り、過信し、失敗する。
これならまだマシなのですが、この過信が自分に向けられた時、つまり「自己過信」となった時には困ったことになってしまいます。
なぜなら、自分の実力以上のことが自分に備わっていると信じてしまうのですから。
人の意見に耳を貸さず、「自分だけは大丈夫」などと根拠のない自信を振りかざしだすと、もう末期状態です。
ただし自分自身を信じることは大切です。
しかし何にでも言えることですが、「過ぎる」と困ったことになる、ということです。
例えば水や塩は、人間には絶対不可欠なものですが、摂取し「過ぎる」と命に危険がおよびます。
自己過信によって発生するアクシデントや出来事はたくさんあります。
自動車・自転車事故では「自分は運動神経が良いので大丈夫」
疾病・二次感染では「自分は健康なので大丈夫」
努力不足・職務怠慢では「自分は運が良いので大丈夫」
など、地域、職種、生活様式などによって様々あるでしょう。
全て「起こってからでは遅い」です。
いま一度自分自身を過信していないか、振り返ってみようと思います。