vol.33

「こどもへの声かけの仕方」 小児科医師

小児科の先生の投稿文です。

突然ですが、声かけについて考えたことはありますか?
実は私が診察室で大切にしていることの一つなのでご紹介しようと思います。

ポイントは2つ。①肯定文を使う ②してほしい事をいう、です。
肯定文については二重否定を使わないこと(これが二重否定なのですが。笑)を意識しています。
「注射しないと家に帰れないよ」と「注射したら家に帰れるよ」言っていることはほとんど同じですが、自分が言われるならどちらがいいですか?できるなら後者がいいですよね。

また、「動かないよ」というよりは「じっとしとくよ」と言った方が診察室での子供の受け入れはかなりいい印象を受けます。

子育てでも意識するようにしていて、最初はどんな言い回しが良いか考えるので労力を要しますが、習慣化されると自然と使えるようになります。

もちろん余裕がないときは口が悪くなってしまいますが・・・。
ほんの少しの違いですが、言い方ひとつで聞いている方も言っている方も前向きに過ごせるので、おすすめです。

お家でも、職場でも「声掛け」気にしてみるとおもしろいのでぜひやってみてください。