vol.44

「信頼されるきっかけ」 緩和ケアナース

早いもので就職して2年半がたちました。
ここ最近で患者さんやご家族から教えていただいた「はっとしたこと」を書いてみます。

Aさんとご家族が入院した時から私を信頼していると伝えてくれていて、自分自身なぜなのだろうと思っていました。
勇気をもって聞いてみると、信頼するきっかけが「入院の挨拶をした時忙しい中でもゆっくり目線を合わせて話を聞いてくれたとこだよ。基本だけどできない人が多い。できるということは上司がしっかりと指導をして、看護する環境に恵まれている、その上司を見て、いいところを学べるのもあなたの強みだからね」と言ってくれました。

正直を言ってあまり自分の看護に自信がないので褒められたことの嬉しさの反面、自分の行動・発言が、病棟や病院の評価につながることも再認識してはっとしました。
また関係を築くのは難しいけどほんの少しの気遣いなのだなと思いました。

「あの時こうしたらよかった」とか「なんでこうしてしまったのか」と思い悩むことが多くて、いまだ反省の毎日です。
しかし、悩みを気軽に相談できる先生や同僚などの存在のありがたみを感じながら「最期をここで過ごせてよかった」と感じてもらえるようその時々を大切に看護していきたいと思います。

そのためにも、入職してから何かしら理由をつけて先延ばしにしていた「終末期ケア専門士」という資格の勉強をそろそろしようかなと思い、決意表明を兼ねてここで宣言してみますので応援してくれたらうれしいです。