vol.49

「連携病院のアンケート調査で思うこと」 連携相談室看護師長

今年13例目の院長、事務長、総看護師長推薦の発信賞に輝いた記事です。

「連携相談室では、2018年から基幹病院が求めている病院先を知ること、連携業務の改善を行うことを目的に連携医療機関に地域連携に関するアンケート調査を実施しています。
当院を紹介した理由として一番目に多かった回答は「緩和ケア病棟があるから」二番目は「患者や家族の希望があったから」という回答でした。
自由記載では「対応が難しい患者さまの受入れをしてくれ、転院後も丁寧に支援してくれており安心しました」「困ったことがあるといつも平和病院さんが頭に浮かびます」とうコメントが記載されていました。

転院してきた患者さまの中では、病気の治療は終了しているが退院の同意を得ることが難しく退院支援が思うように進まないなどの困難ケース、重度認知症のため転倒のリスクが高く細心の注意が必要な患者さま、多発褥瘡などケアの必要性が高く処置に時間を要する患者さまなど様々な背景や症状をもち、他院では断られた患者さまの入院相談があります。
困難事例の転院相談時にMSWへ情報提供した時には、このような患者さまは受入れが難しいのではないかというネガティブな発言はなく、どのようにして介入すればこの患者さまにとってベストかという視点で必ず考えて助言をくれます。
民医連の病院としての役割、無差別平等の医療を提供するという意識を高くもち関わられていると感じており、私自身日々勉強になっています。

院内では外来部門も病棟部門も看護師支援を行い協力体制で看護を行われているかと思います
自分の思うような看護ができないと感じることがあるかもしれませんが、「患者様やご家族が当院を希望したため転院相談した」という結果が多かったのは、患者さまやご家族が平和病院ですばらしい医療やケアを受けられたと感じているからだと思います。

まだ、連携相談室に異動して半年と少しでまだまだ勉強中ですが、今後も院内外ともに良好に連携をとっていきたいと思います」