今年15例目の院長、事務長、総看護師長推薦の発信賞に輝いた手術室看護師の記事です。
「私は毎月1~2回外来処置室に支援に行っていますが、最近うれしいことや色々感じることがありました。
処置室に呼び込んだある患者様から「あんた久しぶりやなぁ。昔の面影があるから分かったわ。病棟に入院している時に優しくしてもらったことを覚えてるよ。」と言ってくれました。
その患者様は、私が入職してまだ間もない頃(今から約20年前)に病棟で受け持ったことがある方で、私もその方のことをよく覚えており、採血をするほんの数分間ですが色々近況について話をすることができました。
不思議なことに、20年も前に関わったのに、私もその方や息子さんの職業まで覚えており、その話をするとその患者様も驚いていました。
他にも、手術をしたことがある患者様と久しぶりに処置室で会って手術後の状況が聞けたり、退職した職員や違う院所で働いている職員と話ができたりします。
点滴をしたある患者様からは「私の点滴は内科看護師の〇〇さんしかできんのに、あなたはできたんやなぁ。」と褒めてもらえたりと、注射室は一人一人と関わる時間が短いですが、そのほんの数分の間に色んな関わりができると感じています。
処置室では、患者様を呼び込んで名前/生年月日/アルコールアレルギーの確認から始まり、体重を測ったり、食事時間を聞いたり、どこの血管で採血するのか希望を聞くなど、数分の間にその方の特徴をとらえて採血しなければいけません。
中には、強そうに見えても採血をすると横を向いて手が少し震える方もいたり、横に寝てから採血しないと気分が悪くなるかもしれない方もいたので、処置室で関わるほんの数分はとても大事だと思っています。
これからも支援を続け、私自身のスキルも身につけていきたいです。」