今年度17例目の院長、事務長、総看護師長推薦の発信賞に輝いた、健康づくり課保健師の記事です。
「先日、年賀状だけの付合いになってる友達から連絡が来ました。
「元気してる~?」「また久しぶりに会いたいね」っとLINEで何気ない近況報告のやりとりをしている中で「去年父が癌で亡くなって最後平和病院の緩和ケアでお世話になって」と聞きました。
彼女は私が平和病院で働いていることを知らなかったので、お互いにびっくりしました。
話を聞いていると他院で診断を受けて終末期をむかえ、このままその病院で最後を迎えることも考えたけど、面会制限がありなかなか会いに行けないことや、「緩和ケア病棟なら平和病院がお勧めだよと」友達から聞いたようで思い切って病院にメールで連絡をしたそうです。
それから連携相談室の方とのやりとりですぐに先生と面談して頂き、翌々日には緩和ケア病棟に入院できたようで、「こんなにスピーディーに入院させてもらえるなんてありがたかった」と感謝していました。
入院後は、毎日仕事帰りの遅い時間に面会に行っても、スタッフの方から「ありがとうございます」と声をかけてもらったそうです。
入院中に迎えたお誕生日の日には、心温まるお祝いのメッセージを頂いて本当に嬉しかったと言い、お父さんが大好きだったと言う三笠まんじゅういっぱいのお祝いメッセージカードの写メを私にも送って見せてくれました。
先生方をはじめスタッフの皆さんにどんな時も優しく親切に対応して頂いた事、いつも家族にも寄り添って頂き心を込めて看護して頂いただけたことがとても嬉しかったようです。
亡くなるまでの1ヶ月と少し、お父さんがとても穏やかに過ごせ食べたいものを食べさせてあげれて、やりたいことを叶えることが出来たこと、最後は遠方の妹さんや子供達を呼んでみんなに囲まれて手を握って見送れたこと、亡くなった後にお風呂のお手伝いに誘って頂いてお母さんと一緒に体を綺麗にしてあげれたこと、すべてに感謝していますと綴られていました。
そして「平和病院の皆さんに伝えて欲しい」と彼女から伝言を預かっています。
『父が亡くなって寂しい気持ちはあるけれど、今こうして悔いなく過ごす事が出来ているのは平和病院で過ごしたあの日々があったからこそです。平和病院で最後をむかえさせて頂きありがとうございました。』
彼女とのメッセージのやりとりは感謝の言葉で一杯でした。
関わって頂いたスタッフの皆様ありがとうございました。
この場をお借りしてどうしても彼女の想いを伝えたくて、記事を書かせていただきました。
また春頃には久しぶりに会ってそのときの話をしようねと約束をしています。」