vol.58

「恩師の言葉を胸に、感謝の気持ちを大切に」 リハビリ科理学療法士

自分が通っていたリハビリの学校の担任が定年退職すると耳にしました。

相手に対して感謝や本音を伝えるというのはどうも恥ずかしくて苦手なのですが、先生と今度元気で会えるのはいつかな、もしかしたら会えないまま時間が過ぎてしまうかもと考えると、どうしても感謝を伝えたくて、動画でメッセージを送りました。

すると動画で返信がありとてもうれしかったです。
恥ずかしくて悩みましたが、気持ちを伝えてよかったなと思うことがありました。

自分が年をとると、お世話になった方々が定年退職したり、長年病院に来られていた患者様が亡くなり会えなくなったりする経験が増えました。
先生は患者様に対して「一期一会」を大切にしなさいとよく教えてくれました。
「誰かと関わっているその時間は一度きりだから、その一瞬を大切に思い、自分に今できる最高の技術を提供しなさい。もしかしたらその人には二度と会えないかもしれないと思って人には接しなさい。」と、よく話していたことを思い出します。

人に感謝を伝えたり、人から教えられたことを思い出し懐かしんだり、気を引き締めたりすることができるということは素晴らしいことだと最近感じた出来事でした。