vol.61

「外来での患者対応力」 外来夜勤専従看護師

院長、事務長、総看護師長推薦の「発信賞」に輝いた外来看護師の記事です

「棟勤務から内科外来の夜勤専従となり早半年が過ぎました。
至らぬ事が多く先生方や事務の方、外来看護師など多方面に大変御迷惑をかけています。
特に電話対応が苦手で訪問診療の患者様や施設からの電話にはいつもドキドキしています。

昨年異動になった時に訪問診療の患者様が200名おいでると聞いていたので、頻回に電話がかかってくることを覚悟をしていたのですが、訪問診療科の看護師や担当の先生のケアが行き届いており、たまに電話があるくらいです(この「たまに」の対応にドキドキするんです)
訪問診療科看護師に患者様の事を聞くとカルテも見ず状況を掴んでおり、適確な返答が帰ってくるのも毎回驚きです。

対応に困ったり悩んだりするのは、時間外の受診や電話での相談が頻繁な患者様です。
内科には「気になる患者ファイル」というのがあって、『「困った」患者さんは実は「困ってる」患者さんです。「困った」の場面が少なくなって「いらっしゃい」って接することができるといいな』と書いてありました。
スタッフが気になる患者様がいたら、気付いたことをファイルで共有することになっています。
このファイルを見ると、私たちが「困った」と思うような患者様も、「実は困っているのだろうな」と思えてきます。

忙しい業務の中ですが、平常心や洞察力を磨き、感情に左右されず物事の本質をみられる様に修行していきたいと思っています。」