Vol.90

「自分にできる環境にやさしいことを探して」 看護師

今まで気候や環境破壊について書いてきたので何を書こうかと考えていたところ、『世界初の「透明な厚紙」が開発されたとテレビで言ってたよ』と聞いて調べてみました。
今回はその記事を参考に書いてみることにしました。

日本の研究チームが世界で初めて透明な厚紙を開発。
プラスチックのように見えるのですが、紙と同じ「セルロース」という素材から出来ており、従来の紙パックと違い透明の紙パックにオレンジジュースを注ぐと、オレンジ色がはっきりと見えておいしそうに見える!!素材はしなやかで、曲げてもパキッと折れることはなく、再利用も可能。
これまでの技術では包装材に用いられる0.3~0.7ミリ程度の厚みを実現することは不可能とされていたそうです。
この研究は条件あわせに時間がかかり5年間、600通り以上試したそうです。
開発理由は「中身が見える」ことの他に、現在プラスチックはリサイクルは得意だが、海に流れてしまったときに残ってしまい、生態系に影響し深刻な環境問題になることだったそうです。

環境省によると(2020年)、世界全体では毎年およそ800万トンのプラスチックゴミが海に流れ、2050年には魚よりもゴミの量が多くなると言われているそうです。
今回開発された透明な厚紙は、微生物によって分解され、4ヶ月以内にほぼ消失すると研究結果が出ているそうです。
ただコストの面で、試作品ではプラスチックの1000倍くらいの値段になるため、連続行程でものを作るプロセスを開発中とのことでした。(「グッド!モーニング」2025年6月5日放送分より)

地球温暖化抑制、「脱炭素」からも、環境に優しく機能性の高い材料の開発、研究は様々に行われていることを知り、自分ができる環境に優しいことに目を向け、未来の子どもたちの地球環境が少しでもよいものであるように取り組んでいきたいと思います。