「私には高校三年生の姪がいます。現在はアイドルの推し活やメイク、ファッションに忙しい今どきの女の子ですが、それは姪が生後27日目に起きました。
泣き止まない姪が痙攣を起こし、熱性けいれんかと小児科へ駆け込んだところ、すぐに大きい病院へ紹介となりました。
一刻を争う中、医師から下された診断は「脳梗塞」。
MRI画像では後頭葉が真っ白になっており、「片麻痺が残ります、目も見えないかもしれない」と告げられました。
憔悴する姉の傍で眠る姪。
その小さな鼻には細い経鼻チューブ、小さい腕には持続点滴が施されており、こんな小さな子に神様はなんという試練を与えたのかと、その時の絶望に近い気持ちを今でも鮮明に覚えています。
しかし子供の進化する脳は想像を超え、成長とともに見えないかもと言われていた目は見え、片麻痺が残るだろうと言われていた身体は就学前まで療育センターへリハビリに通い、残ったのは左足のわずかな麻痺のみでした。
足のハンディキャップを持ちながらも剣道二段に昇段するほど立派に成長した姪は、この春高校を卒業します。
そんな姪が目指す職業は看護師。
これから学校で学び医療の道へと踏み出す姪に大きなエールを送るとともに、自分も姪に恥じることのない医療人であるよう成長していきたいと思います。

