vol.62

「細胞検査士としての活動」 臨床検査技師

4月9日は語呂合わせで『子宮の日』です。
毎年この時期に合わせ、細胞検査士会とNPO法人子宮頸がんを考える市民の会が共催し、子宮がん検診の啓発活動をしています。
この活動は2009年から毎年全国で行われており、日本臨床細胞学会総会では活動報告のセッションが設けられています。

さて、細胞検査士とは聞きなれない名前だと思います。
細胞検査士は学会認定の資格で、全国に6000人ほどいます。(当院には2名います)
子宮がん検診の他に、尿、喀痰、胸水・腹水などの体腔液、当院であれば乳腺や甲状腺の穿刺吸引で採られた細胞を検体とし、顕微鏡で細胞をくまなく観察して異常な細胞がないかを報告するのが主な仕事です。
厚生労働省が発表している子宮頚がん検診受診率は欧米では70%以上に対し、日本の受診率は40%程度で、特に若い女性の受診率が低いことが問題になっています。
受診率向上ための工夫・努力も、がん細胞に関わる細胞検査士に求められる仕事のひとつと言われており、このような啓発活動をしています。

話は変わりますが、来る4月13日(日)10:00から、この活動としてゆめタウン高松で子宮がん検診に関するチラシの配布やパネル展示を行います。
チラシなどの配布が終了した時点で解散します。
ゆめタウンにお越しの際はぜひお立ち寄りいただき、子宮がん検診への意識を高めてください。
そしてチラシをもらってください。心からお待ちしています。