vol.109

「患者様の一言にケアされる」 外来看護師

院長・事務長・総看護師長推薦の発信賞に輝いた記事です。

新しい年となりましたが皆さんはどんな目標をたてましたか?
私は、「心穏やかに過ごす」を目標にしました。

世間を見れば心がざわつく事ばかり。
仕事に来れば疲れることも多い毎日。
「そんな事にフォーカスする事を止める」事で心穏やかに過ごそうと言う事です。

なぜそんな目標にしたかと言えば、昨年の「ケアの倫理カフェ」学習の「ケア労働者にもケアが必要」、「ケアする人をケアするものの第一は「お金」とはっきり書籍に書いてある」というのをみて大きく頷きましたが、実際は十分な対価を支払われないのが現実です。

エッセンシャルワーカーは「やりがい搾取」の犠牲者だと言われています。
そんな中なぜ仕事を続けられるか?生活があるからです。

そんなすさんだ気持ちで居た頃、夕方救急で運ばれてきた患者様に「看護師さん。もう帰らんといかんのちゃうん?」と声をかけられました。
「ん?どうしてですか?」と聞くと「ほなって夕ご飯つくらんとあかんのちゃうん?」と言うのです。
「明日の朝まで仕事やけん大丈夫」と言いながら涙ぐんでいました。
何気ない、人を思いやるたった一言がその時は心に染みました。

そう思えば、病棟に居た時も患者さんにかけてもらった何気ない一言が救いになった場面が沢山ありました。
ケアする人をケアするものの一番とは言いませんが、何気ない一言にケアされていることも事実です。

少し長くなりましたが「心穏やかに過ごす」ためにフォーカスする物を変えると言う事を目標に、今年一年健康に気を付けながら頑張っていきたいと思います。